研究生活におけるメンタルケアの重要性
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大学のカウンセリング施設の充実を - 泡ちゃんのしゅわっと生きようぜ
研究環境の充実というと実験機器・設備・学生一人当たりの教員数などの要素が挙げられますが、研究室に在籍する学生にとってはその研究室の雰囲気・風通しの方が重要だったりします。パワハラやアカハラが無い事はもちろん、仮に教員とそりが合わなかったときに柔軟に対応してくれるかどうかもポイントだと思います。かくいう自分も精神的に参って1か月ほど大学を休んだことがあります。その時に感じたことは研究生活のことを相談でき、かつ利害の無い身近な人物がいることが非常に大事だということでした。
もう少しくわしく説明すると
- 研究生活のことが相談できる
やはり研究生活を体験したことがある人に相談した方が話がスムーズに進みます。そうでないと話がなかなか通じず、かえって疎外感を感じてしまう可能性もあります。
- 利害の無い
自分が直接指導を受けている教員やその周辺の教員に相談するのは避けた方が無難です。教員によっては相談があったことに不快感を示しめたり、「告げ口」をされる恐れがあります。こうなると単位や日頃の研究に支障をきたすかもしれません。
- 身近に相談できる人がいる
たいていの大学には学生相談室がありますが、予約が必要で敷居が高く感じられることがあります。そもそも精神的に参ってしまうとこのようなところに相談にいく気力さえ湧かない可能性があります。
自分が身近な教員に相談したところ「とにかく我慢しろ」や「自分たちが若かったころはもっとひどかった」なんて言われてまともに取り合ってもらえずうんざりした経験があります。日頃の研究は心身の健康あってのものなので、もし研究の成果を望むのなら大学や教員はもっと学生のメンタルケアに力を注ぐべきです。